BCSF 冨田しのぶBlog

BCSF TOMITA Blog

Wednesday, January 31, 2007

最近見た映画



「マグノリア」
監督: ポール・トーマス・アンダーソン

さまざまな人々の一日を描いた群像劇。
みんなそれぞれに少しづつ接点があり
ストーリーが進むにつれて段々繋がっていく。
長いので途中で飽きるかと思いきや
この人たちはどうなるんだろうと最後までストーリーに引っ張られた。
去年アカデミー賞を取った「クラッシュ」と手法は同じだけど、
印象が全然違うから見比べてみるのも面白いかも。
でもきっとどちらも表現したい事は同じで、
「マグノリア」は8年前の作品。
世の中そんなに変わってないんだなあと思った。




「エターナルサンシャイン」
監督:ミシェル・ゴンドリー

男(ジムキャリー)が喧嘩別れをした恋人の記憶を消す為に
記憶除去の会社に依頼し消去してもらう。
消去して行く過程の中で走馬灯のように蘇っていく思い出を
たどっていくうちにやっぱり消したくないと思い始める。
そこからは迷路のようになります。彼も観客も。
脚本は「マルコビッチの穴」のチャーリーカフスマンだけに
ポストモダンな印象はありますが、
実は普遍的な恋愛模様を描いている映画だと思います。
10年後も鑑賞できそう。




「嫌われ松子の一生」
監督:中島哲也

松子の波瀾万丈な人生を描いた作品。
ミュージカル仕立て可笑しくも、そこが又哀しい。
映像の方がクローズアップされがちだけど、
人間の性というかどうしようもなさみたいな所が
描かれているからそれがあっての映像表現だと思う。
だから松子が楽しんでいる時は楽しいし、
泣き叫んでいる時はこっちまで泣きそうになる。
やっぱり好きな映画。

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