BCSF 冨田しのぶBlog

BCSF TOMITA Blog

Sunday, October 28, 2007

明日はどんなだ。

人間の細胞は毎日生まれ変わるそうです。
今日の私は明日の私ではないと言うこと。
最近は新しい物語を考えているのですが、
毎日ストーリーが変化して行くのでどうしたものかと。
そういう事かも。
いや細胞が考えている訳ではないから
単にまとまっていないだけで…。
いやでも細胞にだってもしかしたら思考があって(はて?)、
と、ミクロの疑問にまで首を突っ込みたくなるのは
物語がまとまっていないから。
ブログを書いていなかったのは
無意識に頭にある物語細胞を語ってしまうのではないかと言う恐れ。
半分うそ。単なるめんどくさがり。

最近見た映画で面白かったもの

「羅生門」監督:黒澤明
原作は読んでいないけど、
これを見た時に豊な映画だなと思いました。
映像、音楽など小説では味わえないものが
詰まっているような気がしました。
話も面白くて、個人的にあのような終わり方は好きです。

「ローズマリーの赤ちゃん」監督:ロマン・ポランスキー
勝手にコメディだと思って店員に聞いたら
オカルトコーナーに案内されたので躊躇したけど
店員のご足労を無駄にしたくなかったので借りたこの一本。
新婚夫婦が部屋を借りその部屋にまつわる秘密が明らかになり…。
怖いというより、あり得るかもなんて思ってしまった。
恐ろしさはじわじわ来ます。
それとは裏腹におばちゃん達がいい味出してます。

「パンズ・ラビリンス」監督:ギレルモ・デル・トロ
「クワイエットルームにようこそ」監督:松尾スズキ
これらは公開中なのでまた今度。

Wednesday, October 03, 2007

台風クラブ

「台風クラブ」監督:相米慎二

すっかり秋。
秋と言えば台風ですね。
私の映画は夏の設定が多く、
梅雨と台風との中休みを狙っての撮影になるのですが
ばたばたと結局秋に撮影するパターンです。
秋の台風に胃を痛めた日々を思い出します。
しかし「台風クラブ」は台風のお話。
もの凄い風と雨。本物かなあ。本物じゃないよね。

台風の接近から台風が過ぎ去る日までの
中学生の日常を描いた作品。
彼らは一見ありふれた中学生にも見えるけど
混沌とした世界の中で
それぞれ何かを抱え生きています。
それが台風襲撃をきっかけに爆発します。

3日間(?)の彼らの日常を
カメラは引いた目線で追っているから
覗き見している感覚が妙にリアル。
20年以上前の作品だけど
彼らの行動含め全てリアルに感じたのは
昔も今も日本はあまり変わっていないという事なのかも。
いつまでカオス?

久しぶりにズシリと来る映画を見ました。

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